| 機能層 | 主要企業群 | 政策対象・直近動向 |
|---|---|---|
| 機体主要構造体(OEM連携) | 三菱重工(胴体・翼)、川崎重工(前胴・翼)、SUBARU(中央翼・フロアビーム) | ボーイング787向けで実績確立。次期単通路機での「仕様設計・認証」上流参画が政策目標 |
| 航空機エンジン | IHI(日本のエンジンの60〜70%担当)、三菱重工 | PW1100G-JM参画・MRO急拡大。次世代エンジンで世界シェア40%目標 |
| MRO(整備・修理・オーバーホール) | IHI・三菱重工・JAMCO | IHI 130億円投資(2026年度稼働)。世界の整備需要急増を取り込む成長市場 |
| 部素材・精密部品 | 東レ(炭素繊維)、東海カーボン、三菱ケミカル(CFRP)、住友精密工業 | 軽量・高強度材料(セラミック複合材・粉末冶金)の量産能力確保が政策急務 |
| 試験・実証インフラ | JAXA(風洞・エンジン試験設備) | 老朽化設備の更新が「JAXA強靱化」として政府方針に明示(2026年1月) |
エアバス A320neo/321neoが単通路機市場で約60%のシェアを占有。受注残高は1万機超で、現在の生産レートではフル生産しても10年以上かかる状況。日本のサプライヤーにとって需要は確実だが、参入にはエアバスとの交渉が必要。
ボーイング 737 MAXの品質問題により生産が不安定化。新型単通路機(NMA/797)の開発を検討しているが詳細は未定。次期単通路機開発への日本の上流参画はこの不確実性に影響される。
欧州 エアバスが「ZEROe」プロジェクト(水素航空機)を推進中。2035年以降の水素旅客機実現を目標。日本のIHI・三菱重工の水素対応エンジン技術は、このプロジェクトへの国際共同参画の可能性を持つ。
米国 GE AerospaceがオープンファンアーキテクチャのCFM RISE(Revolutionary Innovation for Sustainable Engines)を開発中。2030年代後半の単通路機向けを想定。IHIのGE連携が次期エンジン参画の経路として機能。
米国 CFM International(GE×サフラン)がCFM RISEで2030年代の次期単通路機向けエンジン開発を推進。IHIのGE Aerospace連携が次世代エンジンへの参画経路として機能。
欧州 エアバスのZEROe(水素航空機)プロジェクトが2035年以降の商用化を目標に推進中。EU Flightpath 2050の脱炭素目標達成に向け、SAF普及と電動化の両輪が加速。
本レポートは、公開されている政府資料・報道・企業IRをもとに編集した情報提供を目的としたものであり、投資助言・投資推奨を目的とするものではありません。データ基準時点:2026年04月〜05月。