| 工程 | 主要プレイヤー | 政策対象・直近動向 |
|---|---|---|
| 原材料調達(多角化) | レイナス社(マレーシア・豪)、カレマグ社(仏)、JOGMEC、双日、岩谷産業 | 重希土類の供給源複線化が進行中。2026年1月の中国規制強化で緊急性が上昇 |
| 新規資源開発 | JAMSTEC(南鳥島沖深海レアアース泥) | 2026年1月11日に「ちきゅう」による世界初の深海レアアース泥試掘開始 |
| 磁石製造(高性能磁石) | TDK、信越化学工業、日立金属(プロテリアル)、大同特殊鋼 | 「特定国以外で高性能磁石を供給できるのは事実上日本のみ」という不可欠性の中核企業群 |
| 省レアアース/レアアースフリー磁石技術開発 | NEDO・産総研・大学・磁石メーカー各社 | 「経済安全保障重要技術育成プログラム」で開発推進中。早いもので2028年度開発終了目標 |
| リサイクル(回収・分離精製) | 三菱マテリアル、磁石メーカー各社 | 使用済みモーター・電子機器からのレアアース回収技術の商業化が中期的課題 |
中国 世界のレアアース採掘・精製のほとんどを占める。2025年4月にサマリウム・ジスプロシウム等7種のレアアース輸出管理を強化(商務部・海関総署公告2025年第18号)。2025年12月1日からは「中国産技術を用いて中国国外で生産されたレアアース関連品目」も規制対象に拡大(商務部公告2025年第61号)。
米国・EU 磁石の安定供給確保に向けた国内生産支援を実施中。一部の下流企業は日本製磁石からの調達も検討中(ロードマップ素案)。米国はMP Materials社への国防総省出資等で国内サプライチェーン構築を加速。
米国 MP Materials社(カリフォルニア州マウンテンパス鉱山)への国防総省出資・契約締結により、米国内でのレアアース精製・磁石製造のサプライチェーン構築を加速。2025年に複数の大型契約が成立し「西側のレアアースサプライチェーン」構築競争が激化。
EU Critical Raw Materials Act(CRMA)に基づき、域内でのレアアース精製能力を2030年までに大幅拡大する目標を設定。フランスのカレマグ社への日本の出資はこのEU戦略との連携の一環でもある。
米国・EU 「Critical Raw Materials Club」構想(G7・EU主導)が、同志国間でのレアアース・重要鉱物のサプライチェーン協力枠組みとして議論されている。日本の「同志国との磁石リサイクルネットワーク」はこの構想と連動する可能性が高い。
本レポートは、公開されている政府資料・報道・企業IRをもとに編集した情報提供を目的としたものであり、投資助言・投資推奨を目的とするものではありません。データ基準時点:2026年04月〜05月。