| 方式 | 主要プレイヤー | 日本の位置づけ |
|---|---|---|
| 超伝導方式 | 富士通・理研(国産)、IBM(米)、Google(米)、Rigetti(米) | 256量子ビット機公開済み(2025年4月)。2026年度に1,000量子ビット機を目標。1万ビット超を2030年度目標 |
| 光量子方式 | NTT(国産) | 常温動作が可能な光子を量子ビットとして使用。IOWNとの技術的連携が見込まれる |
| イオントラップ方式 | IonQ(米)、Quantinuum(米英)、SpinQ(中) | 日本企業の参入は限定的 |
| 量子アニーリング | 富士通(デジタルアニーラ)、NEC・D-Wave連携 | 組み合わせ最適化問題で実用化済み。物流・創薬・金融分野に商用展開中 |
| 装置・部素材 | 住友電工(ケーブル・コネクタ)、山洋電気(希釈冷凍機周辺)、QST(超伝導材料) | 量子コンピュータに不可欠な極限環境部材で日本企業が強みを持つ「チョークポイント」 |
米国 DARPAが多くの量子開発企業を支援中。IBMの「量子優位性2026年末達成」宣言と、Googleの「Willow」チップによるエラー訂正閾値達成(2024年12月)が競争を加速。
中国 政府主導でDT反応実証プラント(BEST)を2027年完成目標で建設中。量子情報の海外流出を厳格に制限しつつ、国産量子コンピュータの政府投資を継続。
欧州 欧州委員会・カナダ・オーストラリア・英国が量子戦略を策定済み(日経BP、2026年2月)。EU Quantum Flagship(10億ユーロ規模)が継続中。
米国 IBM「Starling(2029年目標)」:フォールトトレラント量子コンピューティングの実現。2026年末に量子優位性達成を目標。DARPAが多くの量子開発スタートアップを支援中。
中国 SpinQ等の量子コンピュータ企業が政府の「量子情報技術開発計画」下で急成長。部素材・装置の国産化も進行中。
米国 IBM・HSBCが金融分野での量子計算実証に成功。IBMが2026年末の量子優位性達成を宣言。量子インスパイアとの組み合わせで金融・創薬での実用化が最先行している(renue 2026年5月)。
本レポートは、公開されている政府資料・報道・企業IRをもとに編集した情報提供を目的としたものであり、投資助言・投資推奨を目的とするものではありません。データ基準時点:2026年04月〜05月。