歴史、「おむすび」との違い、焼きおにぎりのおいしさ。そして、いま海外で人気になっている理由まで。
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コンビニで買う、家で握る、遠足のお弁当に入っている。おにぎりは、日本人にとって「当たり前すぎて考えたこともない」食べ物のひとつです。
ところが最近、ロサンゼルスでおにぎりを紹介するリール動画をたまたま見かけて、「おにぎりって、海外だとこんなにおしゃれな扱いなの?」と驚きました。調べてみると、おにぎりはいま海外で“ONIGIRI”として静かなブームになっているようです。
改めておにぎりの歴史や地域の違い、そして個人的にいちばん推したい焼きおにぎりの話をしてから、海外での人気ぶりを紹介します。
結論から言うと、どちらも同じものを指す言葉です。
| 記念日 | 日付 | 由来 |
|---|---|---|
| おにぎりの日 | 6月18日 | 化石が出た旧鹿西町の「ろく(6)」と、毎月18日の「米食の日」から |
| おむすびの日 | 1月17日 | 阪神・淡路大震災で、おむすびの炊き出しが被災者を支えたことにちなむ |
定番の梅・鮭・昆布・おかかに、今や定番入りしたツナマヨ。名古屋の天むすや、海苔で全体を包んだまん丸の爆弾おにぎりなど、地域ごとの名物もあります。そして、醤油を塗って焼いた焼きおにぎり。次の章では、この焼きおにぎりを詳しく紹介します。
醤油が焦げる香ばしさ、表面のカリッとした食感、中のふっくらしたごはん。シンプルなのに、普通のおにぎりとはまったく別の食べ物になります。冷凍食品の定番になっているのも、あの香ばしさを手軽に楽しめるからでしょう。
私が知っている中でいちばんおいしい焼きおにぎりは、義母が作るものです。義母は静岡県三島市で喫茶店を営んでいて、焼きおにぎりはお店の人気メニューでもあります。

1981年開店。蔵造りの昭和レトロな喫茶店で、サイフォンで淹れるコーヒーも自慢です。
今回、義母が焼きおにぎりを作るところを見せてもらいました。
具は梅干し。ただし1個につき半分だけです。丸ごと入れると梅のインパクトが強くなりすぎるので、半分にして醤油の香ばしさとのバランスをとっているそうです。使っているのは大きめで柔らかい梅干しです。
梅干しを包んだら、三角に握ります。
ガスコンロに焼き網をのせて、まずは白いまま焼きます。表面に焼き色がつき、カリッと固まるまでじっくり。先に表面を焼き固めておくと、醤油を塗ったときに崩れにくくなります。
表面が固まったら、醤油を塗ってさらに焼きます。両面に2回くらい塗り重ねるのが義母のやり方。塗るたびに香ばしさが増して、きれいなきつね色になります。
最後に海苔を巻いて完成です。
義母いわく、焼きおにぎりのいちばんのポイントは作りたてのホクホク感と、海苔のパリパリ感。焼きたての醤油の香りに海苔の香りが重なって、これがたまりません。せっかくなら、ごはんがホクホクで海苔がパリッとしているうちに食べたいところです。
2024年にはオックスフォード英語辞典に“onigiri”が掲載されました。「rice ball」と訳されるのではなく、日本語のまま通じる言葉になりつつあります。日本のおにぎりチェーン「おむすび権兵衛」は、ニューヨークのグランド・セントラル駅の近くやパリにも店を出しています。
冒頭で触れたのが、こちらのリール動画です。ロサンゼルスのソーテル(日本食のお店が集まるエリア)で、おにぎりのお店を紹介しています。木のテーブルにちょこんと置かれた三角のおにぎりが、日本で見るよりずっとおしゃれに見えます。
お店の詳しい情報は、動画の投稿をのぞいてみてください。
毎日のように食べているおにぎりも、こうして見ると奥が深い食べ物です。ロサンゼルスのおにぎり事情が気になった方は、ぜひこちらのリール動画もチェックしてみてください。