課題・政策パッケージ編|ロケット・射場
本記事は、戦略17分野・先行検討技術⑪「ロケット・射場」について、官民投資ロードマップ素案(日本成長戦略会議 第3回、2026年3月)の「(3)官民投資促進に向けた課題と政策パッケージ」構造に沿って、なぜ打上げ回数が増えないのかを整理した政策モニタリングレポートです。
このレポートでわかること
- 「打上げ失敗=事業継続リスク」という民間ロケット企業特有の財務的脆弱性の構造
- SpaceXが年192回・1機あたり数十億円で打上げる中で日本のロケットが価格競争で生き残る経路
- 射場・試験設備の不足・老朽化という「量産化の前提条件が整っていない」問題
- IHIエアロスペース競争参加資格停止が示すサプライチェーン品質管理の根本課題
- 「官需依存性が高い」という日本ロケット産業の構造問題と政策的対応
- 政策パッケージ4本柱(国内投資支援・アンカーテナンシー・立地競争力・国際連携)の直近進捗
- 対象読者:日本の産業政策・宇宙産業動向をモニタリングしている方、宇宙関連銘柄への投資を検討している個人投資家の方
KPIサマリー(2026年05月時点)
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| SpaceXの2025年年間打上げ回数 | 160回超(世界需要の約半分) | ロードマップ素案(2026年3月) |
| H3ロケット 通算失敗 | 2回(3号機2023年・8号機2025年) | JAXA各種発表 |
| IHIエアロスペース 停止対象契約数 | 過去10年間14契約 | sorae(2026年) |
| 宇宙戦略基金 総額 | 1兆円 | 内閣府宇宙政策委員会 |
| 2030年目標打上げ回数 | 年30回以上(官民合計) | ロードマップ素案(2026年3月)政策目標 |
4重ボトルネックの詳細分析・政策パッケージ4本柱の官民動向・SpaceX/Rocket Lab/インドとの比較・全出典一覧を収録したHTMLレポートを上記リンクで公開しています。
📌 「政策実装・官民投資編」(今どこまで政策が動いているか)も合わせてご覧ください。
本記事は業界構造の理解を目的とした情報提供です。投資判断・転職判断はご自身の責任で行ってください。データ基準時点:2026年04月〜05月。