獺祭(だっさい)|山口・旭酒造
歴史・誕生
- 蔵元:旭酒造(山口県岩国市)
- 創業:1770年(明和7年)、家業として酒造りを開始
- 銘柄「獺祭」誕生:1990年に純米大吟醸「獺祭」を投入
- 発売日:不明(1990年が転換点)
蔵元ストーリー
旭酒造は一度は経営不振に陥りましたが、三代目の桜井博志氏が社長に就任後、大きな転換を図りました。
- 杜氏制度を廃止し、社員全員で酒造りに挑むスタイルを確立。
- 「地元消費のための普通酒」から脱却し、純米大吟醸専門蔵へ舵を切る。
- 「日本酒をワインのように楽しめる世界ブランドに」という理念で、海外展開にも積極的。
この大胆な改革が功を奏し、獺祭は「地方の銘酒」から「世界に誇る日本酒」へと成長しました。
特徴
- 米を極限まで磨き、透明感のある味を追求。
- 果実のように華やかな香り、雑味のないクリアな味わい。
- 海外市場でも人気が高く、日本酒ブームの象徴的存在。
シリーズの詳細解説
- 磨き二割三分
- 精米歩合23%という超高精白。
- 華やかで繊細、贈答用・特別な日の乾杯に最適。
- 磨き三割九分
- 二割三分よりもやや米の旨味を残したバランス型。
- 食中酒としても楽しめる。
- スパークリング
- 微発泡で軽やか。
- 日本酒初心者や女性層にも人気で、パーティー向け。
ペアリング料理と理由
- 寿司・刺身
→ フルーティーな香りが魚の生臭さを消し、旨味を引き立てる。 - 白身魚のカルパッチョ
→ 柑橘やオリーブオイルの爽やかさと調和し、清涼感が増す。
(画像はイメージです)
飲み方アドバイス
- 冷酒(10℃前後):香りが最も引き立ち、果実感が鮮明に。
- 常温:旨味の厚みを感じられる。和食全般に合わせやすい。
- ぬる燗(40℃程度):基本的には冷やして飲むのがおすすめだが、三割九分などはぬる燗でまろやかさが増す。
- グラス選び:香りを楽しむならワイングラス、小ぶりな酒器なら味わいの集中感が出る。
こんな人におすすめ
- 初心者:ワイン感覚で楽しめる華やかな香りと飲みやすさ
- 玄人:極限まで磨いた米によるクリアな味を体験したい方
- ギフト需要層:特別感のある一本を贈りたい方
- 特別感・自慢したい人:世界的に有名で「日本酒といえば獺祭」と言える一本
ギフト適性
- 高級日本酒の代名詞として、贈答用に非常に人気。
- 「磨き二割三分」は特別なお祝いに最適。