風の森とは

「風の森（かぜのもり）」は、奈良県御所市の 油長酒造 が手がける革新的な日本酒ブランドです。
生酒の可能性を極限まで追求し、“開栓した瞬間に広がる発泡感と香り” を特徴としています。

その独自のスタイルは「モダンSAKEブーム」を牽引し、
若い世代や海外ファンにも熱狂的な支持を得ています。

「風の森」は、単なる流行酒ではなく、
“自然の力と微生物の生命力”をそのまま瓶に閉じ込めたお酒。
一口飲めば、そのフレッシュな躍動感に驚かされることでしょう。

蔵元・油長酒造の挑戦

油長酒造は享保四年（1719年）創業、300年以上の歴史を誇ります。
しかし、転機が訪れたのは21世紀に入ってから。

8代目蔵元 山本長兵衛（やまもと ちょうべえ） 氏が、
「生酒のまま瓶詰めし、酒の生命力をそのまま届けたい」という
大胆な構想を打ち出しました。

この理念のもと誕生したのが「風の森」。
“火入れをしない”というリスクを負いながらも、
温度管理と発酵技術を極めることで、圧倒的な鮮度を実現しました。

「自然に逆らわず、酒を導く」
その哲学こそ、風の森の核です。

味わいと特徴

風の森の魅力を一言で表すなら、「ガス感 × 透明感 × 複雑味」。
微発泡の爽快さと米の旨味が共存するその味は、
初めて飲む人でも「これは日本酒なのか？」と驚くほど。

シリーズによって香りや酸の出方が異なりますが、共通する特徴は以下の通りです：

• フレッシュなガス感と果実のような香り
• 澄み渡るような酸と透明感のある旨味
• 開栓後の時間変化も楽しめる多層的な味わい

特に「ALPHA」シリーズは、
“挑戦する風の森”として海外でも注目を集めています。

シリーズ紹介

風の森は、使用米・精米歩合・酵母で多彩なラインを展開しています。

• 風の森 秋津穂（あきつほ）65
  フラッグシップ。柑橘のような酸とシャープな余韻。

• 風の森 雄町 807
  濃厚でふくよか。和牛や中華などコクのある料理と好相性。

• 風の森 ALPHA Type1〜8
  実験的な限定シリーズ。発泡感・酸味・熟成をテーマに多彩な表現を追求。

• 風の森 愛山 507
  華やかでリッチな甘味。ワイングラスで楽しむのがおすすめ。

どれも“生酒”でありながら、安定した品質を誇ります。
この技術力が、風の森を「生酒の王者」に押し上げました。

飲み方アドバイス

風の森は「冷蔵庫から出した直後」が最もフレッシュ。
しかし、温度が上がるにつれ香りと旨味が広がるため、
グラスに注いでから少し時間を置くのもおすすめです。

• 温度帯：5〜10℃がベスト
• グラス：香りを逃がさないチューリップ型
• 保存：必ず冷蔵、開栓後は3日以内に飲み切る

発泡感があるため、開栓時はゆっくりと。
“シャンパンのように開ける日本酒”と覚えておきましょう。

和食ペアリング提案

風の森の酸と泡は、和食の繊細な味に驚くほどマッチします。

特におすすめは、

• 鯛の昆布締め
• 炙りしめ鯖
• 天ぷら（塩で）

軽やかな発泡が、油分をやさしく流し、
後味をリセットして次の一口を誘います。

洋食ペアリング提案

風の森は、実は洋食でも大活躍します。
特に カルパッチョ や チーズリゾット、
さらに バターソテーの白身魚 にも抜群の相性を見せます。

果実のような酸が、
バターやチーズの重さを軽やかに切り、ワインのような感覚で楽しめます。

「日本酒が苦手」という人にこそ、風の森は試してほしい一本です。

※画像はAI生成によるイメージです

こんな人におすすめ

• 日本酒初心者でフルーティー系が好き
• ワインやスパークリング感覚で飲みたい
• 香りの強い食事（チーズ・バター・ハーブ）と合わせたい
• 家でも「開けた瞬間に楽しい」体験をしたい

ギフト適性

風の森はラベルデザインも洗練されており、ギフトにも最適。
特に「ALPHA Type1」は贈り物として人気が高く、
ボトルの透明感が現代的な印象を与えます。

価格帯は1,800円〜5,000円ほど。
「手頃なのに特別感がある」点で、プレゼント酒として優秀です。

🛒 風の森を探す