紀土(きっど) 純米吟醸とは
紀土(KID) 純米吟醸は、
和歌山県海南市の 平和酒造株式会社 が醸す日本酒。
「高品質な日本酒は高価である」という常識を、
真正面から覆した存在として知られています。
フレッシュでジューシー、
香り・旨味・キレのバランスが非常に良く、
それでいて手に取りやすい価格帯。
まさに
“現代日本酒のスタンダード” と呼ぶにふさわしい一本です。
蔵元ストーリー|杜氏・柴田英道氏と「チーム平和」
平和酒造の酒造りを象徴するのが、
杜氏(とうじ)・柴田英道(しばた ひでみち)氏を中心とした、
非常に若い蔵人チーム――通称 「チーム平和」 です。
かつて平和酒造は、
時代の変化に対応できず廃業の危機に直面した時期もありました。
そこから蔵を立て直したのが、
若き蔵人たちによる、
- データに基づく精密な醸造設計
- 再現性を重視したチーム醸造
- 「日常酒の最高峰」を目指す明確な思想
でした。
なお、限定シリーズとして知られる
「Shibata’s」 は、この柴田杜氏の名を冠したライン。
紀土というブランドが、個人技ではなくチームで進化する酒であることを象徴しています。
味わいの特徴|フレッシュで万能
紀土 純米吟醸の魅力は、
誰が飲んでも「美味しい」と感じやすい設計にあります。
- 香り:青リンゴ、洋梨を思わせる爽やかな吟醸香
- 味わい:軽快でジューシー
- 甘辛:やや甘寄りだが、ベタつかない
- 酸:穏やかで全体を引き締める
- 余韻:すっと消えるクリーンな後味
突出したクセがなく、
どんなシーンにも合わせやすい万能型です。
日本酒ポジショニングで見る紀土
香り × 味の濃さで整理すると、紀土は以下の位置。
- 香り:中程度(華やかすぎない)
- 味の濃さ:中
- 方向性:フレッシュ・バランス重視
初心者から日本酒好きまで、
**幅広い層を受け止める“基準点”**のようなポジションです。
シリーズ構成の中での位置づけ
紀土 純米吟醸
ブランドの中心となる定番酒。
価格・品質・安定感の三拍子が揃った一本。
紀土 純米酒
より軽快で日常向け。
冷蔵庫に常備したくなる食中酒。
紀土 無量山(むりょうざん)
ワンランク上の設計。
繊細さと奥行きを備えた、評価の高いシリーズ。
紀土 Shibata’s / 限定生酒
柴田杜氏の名を冠した挑戦的ライン。
直汲みや生酒など、フレッシュ感を最大限に楽しむ仕様。
食事との相性|和歌山らしいペアリング
紀土 純米吟醸は、
ジャンルを問わず合わせやすい万能型ですが、
和歌山ならではの食材との相性も見逃せません。
🍣 和歌山ペアリング
- 南高梅(梅干し)を使った料理
- しらす丼
- 白身魚の塩焼き
- 出汁を効かせた和食
紀土の持つ綺麗な酸とフルーティな香りが、
梅の酸味や魚の塩気と見事に調和します。
飲み方アドバイス
- 温度帯:冷や(5〜10℃)がベスト
- 酒器:ワイングラス、薄口グラス
開栓直後のフレッシュさと、
数日後の落ち着いた味わいの変化も楽しめます。
市場での立ち位置(2026年1月現在)
紀土は、
- 安定供給
- 安定品質
- 高いコストパフォーマンス
を兼ね備えた稀有な存在。
さらに特筆すべきは、
2020年 IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)にて
「サケ・ブリュワー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している点です。
受賞対象となったのは「無量山」など紀土のラインナップ。
つまり紀土は、
「安いから良い酒」ではなく、
「世界最高水準の技術で造った酒を、日常価格で提供している」
極めて異例の存在なのです。
ギフト適性
紀土は、
- 日本酒初心者への贈り物
- 気軽なお祝い
- コスパ重視のギフト
に最適。
派手さはありませんが、
外さない日本酒として非常に信頼できます。
まとめ
紀土 純米吟醸は、
若きチームが生み出した、日本酒の未来形。
特別すぎず、
しかし確かに美味しい。
日常に寄り添うことで、
日本酒の裾野を広げ続ける一本です。
🛒 購入リンク
楽天で探す
Yahoo!ショッピングで探す
Amazonで探す
出典
- 平和酒造株式会社 公式サイト
- International Wine Challenge(IWC)公式発表
- 和歌山県酒造組合 公表資料
- 酒類専門誌・業界向け資料