日本人に愛され続けるお茶、煎茶 🍵
日本茶の中でも最も多く飲まれているのが「煎茶」。
家庭・職場・おもてなしの場まで、どんなシーンにも馴染むお茶です。
同じ「緑茶」でも、煎茶は香り・旨味・渋みのバランスが取れた万能選手。
この記事では、煎茶の特徴・製法・味わい方をわかりやすく解説します。
煎茶とは?
煎茶は、日本茶の約7割を占める代表的な緑茶です。
収穫した生葉をすぐに蒸して酸化を止め、揉みながら乾燥させて仕上げます。
💡 ポイント
- 発酵させない「不発酵茶」
- 鮮やかな緑色とさっぱりした香り
- 温度次第で味が大きく変化する繊細な茶
煎茶の味と香りの魅力
煎茶の最大の魅力は、一杯ごとに変化する深みです。
- 最初の一煎目:まろやかで甘みが強い
- 二煎目:やや渋みと香ばしさが増す
- 三煎目:軽く爽やかに締めくくる
香りは「新緑のように清々しい」と表現されることもあります。
まさに、自然そのものの香味を楽しめるお茶です。
煎茶の主な産地
日本全国で栽培されていますが、特に有名なのは以下の地域です。
- 静岡県:日本一の生産量。掛川・牧之原などは「深蒸し煎茶」が有名
- 鹿児島県:温暖な気候で早摘み新茶が多い
- 京都府宇治:伝統的な香りと旨味のバランスが魅力
- 三重県伊勢:香ばしさと優しい味わいで人気
産地によって「香り」「色」「コク」に個性があり、飲み比べも楽しいお茶です。
煎茶の製法
-
蒸す(殺青)
収穫直後の茶葉を蒸し、酸化酵素を止める。
これにより鮮やかな緑と爽やかな香りが生まれる。 -
揉む(成形)
茶葉を揉みながら乾かすことで、味を均一にし、保存性を高める。 -
乾燥させる
ゆっくりと乾かし、水分を約5%まで減らす。
この「蒸し時間の長さ」で、後述する「浅蒸し」「深蒸し」に分類されます。
浅蒸しと深蒸しの違い
煎茶の製法には、蒸す時間の違いで2タイプがあります。
- 浅蒸し煎茶:蒸し時間が短く、香りが高く透明感のある味。
- 深蒸し煎茶:長く蒸すことで、渋みが少なく濃厚な緑とまろやかさ。
深蒸しは特に静岡・掛川などで発展し、現代では主流になっています。
煎茶の正しい淹れ方
おいしい煎茶を淹れるには、お湯の温度と時間が決め手です。
🍵 基本の淹れ方(2人分)
- 茶葉:4g(ティースプーン2杯)
- お湯:160ml(80℃程度)
- 抽出時間:1分
- 急須を軽く回してから、最後の一滴まで注ぎ切る
💡 ポイント
お湯の温度を下げるほど、甘みが引き立ちます。
「ぬるめのお湯」でゆっくり淹れるのがコツです。
煎茶と合う食べ物
- 朝食:焼き魚・味噌汁など和食との相性抜群
- おやつ:和菓子やあんこ系スイーツ
- 食後:口の中をさっぱりさせてくれる
煎茶は一日を通して飲める万能茶。
食中・食後どちらでも楽しめるのが強みです。
(イメージです)
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- 日本茶業中央会『煎茶の基礎知識』
- 農研機構「蒸し時間と茶葉成分の関係」
- 静岡県茶業研究センター「深蒸し煎茶の特性」
- 日本茶インストラクター協会 教材資料
次回予告:「深蒸し煎茶とは|まろやかで濃い緑の魅力」
次回はシリーズ第3回として、
静岡を代表する「深蒸し煎茶」の特徴と、
そのまろやかさの秘密を紹介します。