急須の種類と選び方(素材別特徴)
はじめに
日本茶をおいしく淹れるために欠かせないのが「急須」です。素材や形状によって、お茶の風味や香りの引き出し方が変わります。 ここでは代表的な急須の種類と特徴、選び方のポイントを解説します。
急須の主な素材と特徴
1. 陶器(常滑焼・萬古焼など)
- 多孔質で渋みを抑え、旨味を引き出す
- お茶をまろやかにする
- 玉露や煎茶に最適
2. 磁器(有田焼など)
- 非吸水性で香りをストレートに伝える
- 華やかな絵付けで見た目も美しい
- 来客用や香り重視の方に
3. ガラス(HARIOなど)
- 中の様子が見える
- 抽出具合を確認しやすい
- 冷茶やハーブティーにも
4. 鉄瓶(南部鉄器など)
- 保温性が高く、じっくり抽出
- 重厚感のあるデザイン
- 渋みを抑える効果
5. ステンレス
- 丈夫で割れにくい
- お手入れが簡単
- アウトドアやオフィス向け
容量の目安
- 一人用:200〜300ml
- 家族用:500ml前後
- 来客用:700ml以上
茶こしの形状
- センター網:均一に抽出
- セラメッシュ:金属臭がなく、まろやか
- 一体型:お手入れが簡単
まとめ
急須選びは「素材×容量×茶こし」で決まります。 日常使いと来客用で使い分けると、お茶の時間がより豊かになります。