抹茶の歴史と道具の使い方
抹茶の歴史
抹茶は、中国から伝わった茶文化を源流に、日本で独自に発展しました。 鎌倉時代、栄西禅師が中国から茶種と製法を持ち帰り、寺院で広まります。 室町時代には茶道の形式が確立され、抹茶はもてなしの文化として発展しました。
抹茶に必要な基本道具
1. 茶碗(ちゃわん)
- 抹茶を点てる器
- 季節や場面に応じて形やデザインを選ぶ
2. 茶筅(ちゃせん)
- 抹茶を泡立てる竹製の道具
- 先端の数(穂数)が多いほど泡立ちやすい
3. 茶杓(ちゃしゃく)
- 抹茶をすくう竹製の匙
- 一杓は約2gが目安
4. 棗(なつめ)または茶入
- 抹茶の粉を保存する容器
- 漆器や陶器が一般的
道具の使い方(基本の点て方)
- 茶碗を温め、お湯を捨てる
- 茶杓で抹茶を1〜2杯入れる
- 少量の湯を注ぎ、茶筅で「M字」を描くように混ぜる
- 泡が細かくなったら全体を立てるように混ぜる
まとめ
抹茶は、歴史ある茶道具を使うことでよりおいしく、美しい所作で楽しめます。 初心者でも道具の基本を押さえれば、自宅で本格的な抹茶時間を味わえます。