株価・データ基準日:2026年9月18日(編集部確認時点)
避妊、不妊治療、更年期、膣・性の健康といった女性特有の医療ニーズに向けた製品を開発しています。すでに 承認審査に合格し、薬として販売してよいと国に認められること 済みの薬XACIATO(細菌性膣症治療薬)は他社にライセンスし、そのロイヤルティを受け取る形をとってきました。 2026年7月には、自社で直接消費者に販売する初の製品「Flora Sync LF5」(非ホルモン性の膣内プロバイオティクスカプセル)を発売。 続いて処方薬「DARE to PLAY シルデナフィルクリーム」(性的な感度の低下に悩む女性向け)の販売も2026年第3四半期に始まる予定で、 「DARE Health Hub」という自社の販売プラットフォームを通じて、これから本格的に売り始める段階にあります。
本シリーズの6分類のうち「商業段階の特殊製薬」に含まれますが、第4回・第5回の会社とは段階が異なります。AytuやBiofronteraがすでに 一定の売上規模を持つのに対し、DAREはこれまでほぼ研究開発とライセンス収入のみで、2026年にようやく自社製品の販売を始めたばかりです。 「これから売れるかどうか」を見極める、商業化の入口に立つ会社と言えます。
2026年7月に発売したFlora Sync LF5に続き、DARE to PLAY シルデナフィルクリームの処方受付を開始し、同四半期中の売上計上を見込んでいます。 複数の製品を自社プラットフォーム「DARE Health Hub」で同時に展開する体制を整えつつある点が特徴です。また、開発中のOvaprene (ホルモンを使わない月1回使用の避妊具)は第3相試験で良好な中間結果が得られており、 FDAアメリカで薬を承認するかどうかを審査する政府機関 が試験計画の変更を承認したことで2027年のデータ公表が前倒しされる可能性があります。政府機関(NIH傘下のNIAID)からの資金提供を 活用し、研究開発費の自己負担を抑える工夫もしています。
一方で、2026年第2四半期の売上高はわずか18.8万ドルにとどまり、純損失は298万ドルを計上しました。手元資金は1,260万ドル (2026年6月末時点)で、総資産は2025年末の3,250万ドルから2,240万ドルへ減少しており、資金の目減りが続いています。 運転資本短期的に使える資金の余裕度を示す指標(流動資産-流動負債) は約20万ドルの赤字となっており、今後の資金調達の必要性が意識される状況です。株価は2026年9月3日に上場来安値の0.69ドルをつけるなど、 市場の評価は厳しく、新製品が実際にどれだけ売れるかが確認できるのはこれからで、期待先行の段階にあることには注意が必要です。
| 指標 | 数値 | これは何を意味するか |
|---|---|---|
| 時価総額株価×発行済み株式数で計算する、会社の市場での大きさ | 約1,370万ドル | 2026年9月中旬時点。マイクロキャップの中でも特に小さい水準 |
| 株価 | 0.71ドル | 52週レンジ0.69〜3.77ドル。9月3日に上場来安値を記録 |
| 2026年Q2売上高 | 18.8万ドル | 主にライセンス先からのロイヤルティ・研究協力収入。自社製品販売はこれから本格化 |
| Q2純損失 | 298万ドル | 前年同期(約438万ドル)からは縮小 |
| 手元資金 | 約1,260万ドル(2026年6月30日時点) | 今後の運営資金の目安 |
| 総資産 | 2,240万ドル(2025年末3,250万ドルから減少) | 資金の目減りペースを示す指標の一つ |
| 主力パイプライン Ovaprene | 第3相試験中 | データ公表目標は2027年。まだ承認されていない |
数値は2026年8月13日発表の第2四半期決算資料、および2026年9月18日時点の株価情報に基づく(編集部確認)。
DARE to PLAY シルデナフィルクリームの処方売上が、2026年第3四半期にどの程度計上されるかが直近の焦点です。次回決算発表は2026年11月5日に予定されています。
Daré Bioscienceは、女性の健康領域に特化し、2026年にようやく自社製品の直接販売を始めたばかりの「商業段階の特殊製薬」会社です。 複数の新製品を同時展開する体制づくりが進む一方、売上規模はまだ小さく、資金の目減りと株価の急落という厳しい現実に直面しています。 当サイトが継続的に追跡する対象の一つであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。
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※記事内の数値は、公表されている決算資料や株価情報をもとに編集部が確認・整理したものです。将来の業績や株価を保証するものではありません。「編集部試算」と記載した数値は、公表情報をもとに編集部が独自に計算したものです。
※Ovaprene・DARE-HPVなどのパイプライン製品はまだ承認されていません。承認を保証する記述はしていません。新製品の売上がどこまで伸びるかは未確定です。
投資の最終判断は、必ずご自身で行ってください。