業界分析|高市政権「戦略17分野」資源・エネルギー安全保障・GX グリーン鉄(外部環境編)
本記事は、高市政権「戦略17分野」資源・エネルギー安全保障・GXの「グリーン鉄」の外部環境を、数字と事実のみで整理した専用レポートです。所管は経済産業省です。
このレポートでわかること
- グリーン鉄市場ポテンシャル:2050年に世界で約5億トン(資料2・2026年3月)
- 日本の市場獲得目標:2030年代前半に年約300万t以上(政策目標として示されている)
- 日本の高炉比率:約7割(欧米諸国等と比較して高い)
- 日本の鉄鋼業のCO2排出比率:産業部門全体の約4割
- 業界全体の脱炭素化投資(2050年まで):研究開発・設備投資だけで10兆円見込み(日本鉄鋼連盟・2024年)
- GI基金「製鉄プロセスにおける水素活用」国費負担:上限4,499億円。CO2削減目標:30%削減(2030年・2013年比)
- 日本製鉄の電炉転換投資(2029年度まで):総額8,687億円(電炉3基・九州・瀬戸内・山口)→GXスチール約160万t/年供給見込み
- Super COURSE50(高炉水素還元):世界最高記録となる高炉本体CO2排出量43%削減を確認(2024年11〜12月)
- JFEスチール倉敷電炉転換目標:2027年稼働(政府支援前提)
- EU-CBAM:2026年以降に鉄鋼等輸入品への排出権購入義務が本格開始
- 欧州ArcelorMittalの動向:2024年に水素直接還元を延期・電炉のみ先行
- 中国の低炭素一次鋼材生産見込み(2030年):年間15〜20百万トン(世界トップ水準)の軌道(SteelWatch・2025年3月)
対象読者
- 就職・転職でこの業界を検討している方
- この業界への株式投資を検討している方
📌 内部環境編(日本製鉄・JFEスチール・神戸製鋼所・GI基金採択各社・人材市場)は別記事で公開予定です。
本記事は業界構造の理解を目的とした情報提供です。投資判断・転職判断はご自身の責任で行ってください。