政策実装・官民投資編|陸上養殖
本記事は、戦略17分野・先行検討技術㉔「陸上養殖」について、官民投資ロードマップ素案(日本成長戦略会議 第3回、2026年3月)の構造に沿って、政府と民間が今どこまで動いているかを整理した政策モニタリングレポートです。
このレポートでわかること
- 2026年現在「実証フェーズから商業化フェーズへの大転換期」にある日本の陸上養殖の現状
- FRDジャパンの千葉・富津商業プラント(年間3,500トン)2026年操業開始という具体的な節目
- サーモン大規模RAS・ウナギ完全養殖・ゲノム編集魚種という3つの日本独自の技術的強み
- 「水産物で稼ぐ」×「陸上養殖システムで稼ぐ」×「種苗・飼料のライセンスで稼ぐ」という三本柱
- 2040年世界市場31兆円でのシェア3割目標——植物工場と同構造の「農産物+システムパッケージ展開」
- 対象読者:日本の産業政策・フードテック・食料安全保障をモニタリングしている方、関連銘柄への投資を検討している個人投資家の方
KPIサマリー(2026年05月時点)
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 陸上養殖システム 世界市場規模(2025年) | 0.35兆円 | ロードマップ素案(2026年3月) |
| 陸上養殖システム 世界市場規模(2030年予測) | 2.4兆円 | 同上 |
| 陸上養殖システム 世界市場規模(2040年予測) | 31兆円 | 同上 |
| 国内外市場シェア目標(2040年) | 3割 | 同上(政策目標として示されている値) |
| FRDジャパン 商業プラント規模 | 年間3,500トン(千葉・富津、2026年操業開始) | J-Net21(2024年12月) |
| Smolt 高温耐性サクラマス種苗実証 | カビ臭ゼロ・高成長を両立(2026年5月) | Smoltプレスリリース(2026年5月) |
| 三菱商事・マルハニチロ 共同事業 | 年間2,500トン規模の陸上養殖施設建設計画 | 各種報道 |
主要プレイヤーマップ・政策パッケージ4本柱の官民動向・「かけ流し式」vs「閉鎖循環式(RAS)」の二極化分析・全出典一覧を収録したHTMLレポートを上記リンクで公開しています。
📌 同シリーズの「課題・政策パッケージ編」(安定生産の不確実性・へい死リスク・収益化までの長期間・輸入水産物との価格競争・飼料の特定国依存)も近日公開予定です。
本記事は業界構造の理解を目的とした情報提供です。投資判断・転職判断はご自身の責任で行ってください。データ基準時点:2026年04月〜05月。