成長戦略レポート|キヤノン(7751)― 「隠れた半導体企業」の二面性 ― 製造装置の強みと、メモリ高騰という逆風
カメラ・複合機メーカーのイメージの裏で、半導体製造装置(露光装置)分野の隠れた強者でもあるキヤノン。ラピダスへの2nm試作委託という直接的な布石を打つ一方、AIブームによるメモリ価格上昇は、半導体を「使う側」の同社にとってコスト増という逆風にもなっています。市場規模・政策・コスト構造・リスク要因を数字と事実で解剖します。
このレポートでわかること
- 1970年代から半導体分野に着手し、後工程露光装置で「業界標準」の強みを持つキヤノンの実像
- ラピダスへの2nm半導体試作委託(2026年4月)と、次世代技術「NIL」の可能性
- AIブームによるメモリ価格上昇が、半導体を「使う側」のキヤノンにもたらすコスト増という逆風の構造
- 第1四半期の大幅減益など、押さえておくべき5つのリスク要因
- 対象読者:キヤノンを含む半導体・フィジカルAI関連銘柄をモニタリングしている個人投資家の方
KPIサマリー(2026年7月時点)
| 指標 | 数値 | 出典 |
|---|---|---|
| 26年12月期 会社計画 売上高 | 4兆7,650億円(前期比+3.0%、過去最高目指す) | キヤノン決算資料 |
| 26年12月期 会社計画 営業利益 | 4,790億円(前期比+5.2%、営業利益率10%超) | 同上 |
| 26年Q1 実績 | 売上高1兆936億円(+3.3%)・営業利益713億円(▲26.1%) | 同上 |
| メモリ価格上昇の26年通期影響 | 約500億円のコスト増(営業利益見通しの1割強に相当) | 決算説明会資料 |
| アナリスト平均目標株価 | 4,777円(上昇余地+6.96%、レーティング「中立」) | みんかぶ |
市場規模・政策制度・コスト構造・事業別動向・株価評価・リスク要因の7章構成で、全出典を収録したHTMLレポートを上記リンクで公開しています。
本記事は公開情報の整理・分析を目的とした情報提供です。特定銘柄の売買を推奨するものではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。データ基準時点:2026年7月時点。