本当の“スモーキーさ”を確かめたくて、ティーチャーズハイボールを飲んでみた
以前、ジムビームのハイボールを飲んだときに、
「思ったよりスモーキー?」と感じた体験について書きました。
その後あらためて調べてみると、そのスモーキーさは
ピート(泥炭)ではなく、樽の焦げによるもの だと分かりました。
では――
本当の意味での“スモーキーなウイスキー”とは、どんな味なのか?
そう思い、今回選んだのが
ティーチャーズ ハイボール です。
1. まず整理:「スモーキー」には2種類ある
スモーキーと一言で言っても、実は中身はまったく違います。
● 樽由来のスモーキーさ(ジムビームなど)
- 新樽を強く焦がす「チャーリング」 によって生まれる香ばしさ
- キャラメル、トースト、ローストナッツのような印象
- 主にバーボンで感じられる
これは燻製というより、
「香ばしさ」「焦げ感」 に近いスモーキーさです。
● ピート由来のスモーキーさ(スコッチ)
- 麦芽を乾燥させる際に ピート(泥炭)を焚く
- 煙、焚き火、土、ヨードのような香り
- スコッチ特有の個性
こちらが、一般に
「本当のスモーキー」と呼ばれるタイプ です。
2. ティーチャーズとはどんなウイスキー?
ティーチャーズは、スコットランドの
ブレンデッド・スコッチウイスキー。
その最大の特徴は、
ピートを効かせたモルト原酒を核にしていること です。
中心となっているのが
アードモア蒸溜所の原酒。
アードモアは、
「ハイランド地方のピートモルト」 として知られています。
アードモアのピートの特徴
- アイラモルトほど薬品的ではない
- 素朴で、土っぽく、やさしい煙感
- モルトの甘みと共存するピート香
この原酒を軸に、
グレーンウイスキーをブレンドすることで、
スモーキーだけど、飲みやすい
というティーチャーズらしい個性が生まれています。
3. ティーチャーズハイボールを飲んでみた感想
実際にハイボールで飲んでみると、第一印象は――
確かにスモーキー。
でも、思ったよりずっと飲みやすい。
感じたポイント
- 煙っぽさははっきり分かる
- ただし重く残らない
- 炭酸で割ることで後味は軽快
ジムビームで感じた
「スモーキーっぽさ」とは、
香りの質がまったく違う と感じました。
こちらは間違いなく
ピート由来のスモーキーさ です。
4. なぜティーチャーズは“飲みやすいスモーキー”なのか
理由はとてもシンプルです。
- シングルモルトほどピートが強くない
- ブレンデッドで全体のバランスが取れている
- ハイボールにすると重さが削ぎ落とされる
その結果、
スモーキー入門として、ちょうど良い立ち位置
になっています。
「スモーキーは苦手かも」と思っていた人でも、
ティーチャーズなら意外と受け入れられる。
そんなタイプのウイスキーです。
5. ジムビームとティーチャーズ、決定的な違い
整理すると、違いはとても明確です。
- ジムビーム
→ チャーリング(樽の焦げ)による香ばしさ - ティーチャーズ
→ ピート(泥炭)による煙の香り
どちらも「スモーキー」と表現されがちですが、
香りの正体はまったく別物 です。
今回ティーチャーズを飲んでみて、
「スモーキーにも種類がある」ということを、
体感として理解できました。
6. まとめ:本当のスモーキーを知りたいなら、良い入口
今回の結論はこれです。
本当のスモーキーさ(ピート)を知りたいなら、
ティーチャーズハイボールはちょうど良い入口。
- いきなり強烈すぎない
- でも、ピート香ははっきり分かる
- ハイボールなら気軽に試せる
ジムビーム → 角 → 白角 → ティーチャーズ
という流れで試していくと、
ウイスキーの世界が一段クリアに見えてきます。
そして、
ティーチャーズでピート香に慣れたら、
次は「ラフロイグ」や「アードベッグ」といった
アイラモルトの入門品 に挑戦してみるのもおすすめです。
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- ティーチャーズ公式情報
- アードモア蒸溜所 公開情報
- スコッチウイスキーの製麦・ピート工程に関する一般的解説
- ブレンデッドスコッチの製法に関する専門文献