SCARプログラム中止と内部統制の重大な不備、その後の回復力
本シリーズ後編で確認した通り、AeroVironmentはBlueHalo統合による多角化を進める一方、株価は52週高値から大きく調整しています。本稿では、2026年6月に表面化したSCARプログラム中止・内部統制の不備という重大な材料と、2026年9月9日発表のQ1(2027年度)決算による回復の兆しを中心に検証します。
KPIサマリー(2026年9月11日時点)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 株価 | $141.87前後 |
| 時価総額 | 約72億ドル |
| 52週レンジ | $135.20〜$417.86 |
| 年初来騰落率 | 約▲44.5% |
| Q1(2027年度)売上高 | $480.5M(過去最高、市場予想上回る) |
| 資金確保済みバックログ | $14.6億 |
この記事のポイント
- 2026年6月、SCARプログラム中止に伴い8,900万ドルののれん減損を計上、同時に内部統制の重大な不備も開示。Berger Montague法律事務所が取締役会の受託者責任違反の可能性を調査開始
- 9月9日発表のQ1(2027年度)決算では過去最高売上4億8,050万ドル、調整後EPS0.59ドルで市場予想を上回り、株価は10%超上昇
- 9月3日、指向性エネルギー「LOCUST」レーザーシステムで4億6,500万ドル規模の契約を獲得
- 株価は52週高値(417.86ドル)から66%下落。アナリスト公正価値は約382ドルから約311ドルへ引き下げられたが、18人中Buy評価が中心(強気買い39%・買い50%)を維持
- BofAは目標株価を225ドルから185ドルへ引き下げる一方、JPMorganはQ1決算後に200ドルから210ドルへ引き上げるなど評価の方向性は分かれる
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BlueHalo統合による多角化戦略、SCARプログラム中止と内部統制不備の詳細、Q1決算のセグメント別ハイライト、LOCUSTレーザー契約の位置づけ、株式バリュエーションとアナリスト評価の変遷、5つのリスク要因、そして「WHAT TO WATCH」6項目を収録した完全版レポートをご用意しています。
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シリーズ構成
- 第1弾:AI×量子コンピューティング(完結)
- 第2弾:AI×次世代原子力(完結)
- 第3弾:AI×防衛テック 前編・中編・後編(完結)
- 第3弾:個別企業編① Palantir
- 第3弾:個別企業編② Kratos Defense
- 第3弾:個別企業編③ AeroVironment(本稿)
- 第3弾:個別企業編④ Red Cat Holdings(次回)
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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の有価証券の購入・売却を推奨するものではありません。内部統制の不備・法律事務所による調査に関する記述は報道・開示情報に基づくものであり、今後の展開により内容が変わる可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。