製薬・バイオ銘柄 入門解説シリーズ 第8回
これまでの「商業段階の特殊製薬」グループの中でも、InMed Pharmaceuticals(ティッカー:INM)は少し変わった構造を持っています。アルツハイマー病などの医薬品パイプラインと、大麻由来の希少成分(カンナビノイド)を化粧品・健康食品業界向けに供給する子会社BayMedicaを両輪とする「ハイブリッド型」の会社でした。
ただし2026年、この会社は大きな転換点を迎えています。BayMedica事業は「非継続事業」に区分され、片頭痛治療薬を開発する非上場企業Mentari Therapeuticsとの全株式交換による合併が進行中です。合併が完了すれば、既存株主は製薬パイプラインの将来価値に連動する「CVR(コンティンジェント・バリュー・ライト)」という権利証書を受け取り、会社の姿は大きく変わる見通しです。
- ハイブリッド型のビジネスモデルはどう機能してきたか
- CVRとは何か、なぜこの仕組みが使われるのか
- 直近の決算数値と、合併の行方
これらを、専門用語には注釈をつけながら解説しています。